野田・循環型社会システムづくり研究会
「発足式」
発足の経緯と設立目的:遠藤尚志(ウェル&グリーンファームのだ)
カリキュラムと概要説明:礒田有治((有)千葉自然学研究所)
プラントおよび堆肥場説明:宮城直(パルシステム千葉)
呼びかけ人代表、会長の古谷氏(古谷農園)から、挨拶。
BMW技術に取り組んだきっかけや今回の研究会の大前提として、
完全な有機無農薬栽培での安心で安全な野菜作りへの期待についてお話をいただきました。
今回の基礎研究のカリキュラムと概要説明を礒田有治氏((有)千葉自然学研究所)
から。
環境や生態系保全に寄与し、安全な農産物生産ができるとされている有機栽培において、
・未熟有機物の圃場への使用や栽培方法によっては、環境汚染になる可能性もある。
・未熟有機物や栽培管理方法によっては、硝酸態窒素過剰の作物になる場合がある。
・始めた当初は、良いが数年後に収穫量が減り、品質も低下することがしばしば見られる。
・例えば、「筑波山系「流域生態系保全・再生」調査研究・学習プロジェクト2009年調査」
から田んぼの生きもの調査及び水質・土壌調査結果の事例。
栽培方法、使用する堆肥によってBOD、COD、外来牧草の繁殖率が大きく異なる。
・堆肥の過剰投入や未熟有機物使用が、河川の水質に負荷を与えている可能性が指摘されている。
・また輸入飼料(未熟牛糞堆肥)からくる外来種の繁殖や、生育不良による収穫量・品質の低下もおきている。
・さらに野菜の硝酸イオン濃度調査において、堆肥や有機質肥料を使用しても、栽培方法によって、野菜に硝酸イオンが多く発生してしまうこともある
といった指摘から、土づくりの基礎となる「堆肥」の良し悪しが決定的に重要である旨の話となりました。また併せて地域生態系が機能するために中核的な働きをするBMWシステムの概要説明も行いました。
その後、BMプラントおよび新設の堆肥場の見学。
パルシステム千葉宮城直氏からの以下説明していてだきました。
・地元の菌を活かした菌体の原料、つくり方、管理の仕方
・BMW活性水プラント
・新設堆肥場について
次回は、24日(金) 地域資源現地調査を予定しております!
(事務局:遠藤)
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