完成前最後の堆肥の切り返し。堆肥というものは基本的にヨーグルトとか味噌とか納豆みたいな「発酵物」と考えればよいのですが、それゆえ目に見えない微生物を中心にした生き物の世界です。積みあげる高さ、水分、空気の量、外気温、・・・様々な要因で彼らの働き具合が変化し、刻々と温度や状態が変化していきます。例えば積みあげる「高さ」を半分にしたら温度の上がりかたが遅くなるそうなんですが、感覚としても頭の中の理論としてもまだ堆肥の中がどうなって、温度上昇が遅くなるのかがなかなかつかめません。そこを理解しないとよい堆肥はたぶん作れないのですが。ということで勉強もばりばりやりながら、とりあえず見えない堆肥をとりあえず見るしかないかなあと最近思い、毎朝まずは堆肥を見るようにしています。明日も早起きして堆肥場だ!遠藤尚志拝
堆肥の腐熟度判定もあわせておこないました。
ちょうど中熟といったところ。
畑につかうならばもう十分使えそうなくらいです。
今夜は雨みたいなので、今日だけシートをはってみました!
遠藤
投稿情報: 21:00 カテゴリー: 農園便り, 野田BMプロジェクト | 個別ページ | コメント (0)
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今年一番の冷え込みとなった1日。朝はどうやら-3度くらいに。種取り用にちょびっと残してあったナス、トマト、キュウリ、バジルの夏の野菜は凍って復活しないくらいに枯れかかっていました。こういう日は、畑の作物が心配で早起き!日が昇ってとけてきたネギ、ほうれん草が無事だとわかってだいぶホッとしました。作物、植物のことが心配になったり、ホッとしたりする感情というのは今までなかったような感情で、こう感じるというのはすこし百姓っぽくなってきたかなあと思った1日となりました。どんどん寒くなるけど早起きでがんばろう!遠藤尚志拝
畑は霜でガチガチに凍っていました。
畑のネコも今年一番の寒むがりかた。
霜がおりたあとは畑がぐちゃぐちゃになります。
ボランティアの黒金さんの靴がドロドロに!
遠藤
雨に降られると、基本的に外での農作業は難しくなります。
(人間が風邪をひく、畑がぐちゃぐちゃになる、作業効率がまったくあがらない、
ミスが多くなるとかとかの理由。)
実際はどんどん作業が遅れていくので後々どんどん大変になっていくのですが、
降ってる最中はなんかちょっとゆったりした気分で作業。
午前中はサンチュの収穫。収穫末期になってきていて今週中にはおしまいの予定。
午後は、BMW技術協会の前事務局長礒田さんが来訪。
吸収根の周囲の土の水分量を確認しているところ。
これまではあくまで教科書的にベッド作りなどをやってきましたが、
ここから先の水管理なんかは、ほんとに実際やってみて、目で確認したり経験するしかないとのこと。
その土地の地下水位、日射量、気温、作物からの蒸散などなどによってまったく変化するし、トマトの場合乾燥気味がよいのですが、まったく乾燥すると根っこがやられてしまいます。
節間がつまって、がっちりした茎で今のところかなり順調とのこと。
地元のばあちゃんも「これはいい!と」言ってくれています。
6月の梅雨の湿気をどう乗り切るかについて話し合いました。
ボランティアの中里さんの娘さんが焼いてくださった金柑のケーキ。
好みのしっとり系で絶品!
(ウェル&グリーンファームのだ 遠藤)
岡田さんと米ナスの準備スタート。
管理機で土をあげて、レーキ(甲子園とかで使ってるやつ)で土をならしての高畝づくり。
本当は、灌水チューブをとマルチまでやりたかったが、とにかく風が強くて断念。
なんか今年はすごく風が強いような・・・風対策でもあるソルゴーもぜんぜん発芽しない。困った!
で更に管理機をかけるエンジンのひもが突然ぶつっと切れて、作業途中で機械屋さんに修理に。
宮城さんがよく最近よく言っている「時間は計画の倍みといたほうがいい」という言葉が身に染みます。
今日の一枚
宮城さんが午後になって「大発見をしたよ!!」と嬉しそうにいうのでその様子。
4月定植のステラミニトマトを誘引しているところ。
みなさん何が大発見かわかるでしょうか。
農業ノーベル賞ものの相当な発見な気がします。
解説はまた今度!
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