これまで私たちは、NPO支援センターちばやウェル&グリーンファームのだを中心に、2008年から、野田市船形地区において、生態系再生技術として日本や東アジア諸国で成果を上げているBMW技術を活かした地域循環型の有機栽培技術の学習や研修を行うとともに、地域の資源を有効活用し、ミネラル豊富な野菜作りの実験研究等をテーマに有機栽培の実践に取り組んできました。
本研究会の基礎研究の実施は、2010年4月からスタートの予定でしたが、堆肥場の改造が完成し、いよいよ活動開始を呼びかけるという時に、春の大風で堆肥場の屋根や覆い部分が飛ばされ、実験が不可能となってしまいました。農繁期の中の修築に取り組み、ようやく基礎研究の活動呼びかけに至りました。
そこで、これまでの成果をもとに次のステップとして、2010年9月からは、地域資源を活かした資源循環型の生産・社会システムモデルを構築し、それを広く野田市で展開していくことを目的に「野田・循環型社会システムづくり研究会」を発足し、その基礎となる堆肥づくり研究等を地域の方々とともに進めていきたいと考えています。
当面の取組み内容は、BMW技術を活かした良質堆肥及びイネや野菜・花卉等育苗用良質培土づくりに関する基礎研究を進めることとし、同時に地域の食品残渣や畜産糞尿、市民の生活残渣を利用する地域循環型の資源利用のネットワークづくりを目指して、その技術システムの開発と地域循環型の有機栽培体系の一環システムを確立し、地域循環モデルづくりを実践したいと考えております。
野田・循環型社会システムづくり研究会
呼びかけ人:飯島 弘子、伊藤 敏弘、遠藤 尚志
岡田 哲郎、橋爪 義典、古谷 武
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